僕の記憶が消えていく
『どうぞ。』
岡田先生いやお父さんに言われ席に腰かけた。
『先生は俺たちが付き合ってること知ってたんですか?』
『ああ、正直君と付き合うのを反対した。患者の君には悪いと思うが僕は1人の親として香吏奈と付き合うのは健康な奴がいいと思った。でも君の必死に病気に立ち向かおうとする勇気に僕の気持ちも変わってきた。僕も君を何とか治して香吏奈と幸せになってもらいたいと心から思うようになったよ。』
『先生…。』
診察の経過を聞いたりしたけど先生の気持ちを聞いたことはなかった。