僕の記憶が消えていく
悪化
4月俺は2年になり香吏奈は進学校に入学した。
嬉しいことに顧問が変わった。
新しい顧問は2年連続甲子園出場経験のある先生。
『よし、みんな集まれ。トラック10周な。その後終わった奴からスクワットと腕立て500な。』
変わってよかったのか?
練習はかなりハードだった。
俺たちは先生に走るように言われると北原が先生に歯向かった。
『俺たちなんで3年なのにそんなことしなくちゃいけないんですか?』
『俺は、3年だからとか1年だからっていうのは関係ない。みんな平等だ。1年で実力があればレギュラーにするのは当たり前だろ?だから1年も2年も頑張れよ。』
練習は厳しいが分け隔てなく俺たちを見てくれる先生で嬉しかった。