僕の記憶が消えていく

香吏奈は俺の体を心配し早めに病院へと戻った。


球場から病院までは電車で2時間。


俺は乗り換えなどで少し疲れると香吏奈はその都度休憩をとりながら帰った。


『瞬ー!!』


試合直後疲れているのに来てくれた世羅と颯太。


『おめでとう。世羅すっげぇじゃん。』


『だろ?』


世羅は自慢気な表情をした。


『いいなぁ。俺なんか1年にも抜かされそうで来年出れるかもわかんねぇよ。』


颯太は寂しそうに言った。


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