僕の記憶が消えていく

『何言ってんだよ。来年は3人で甲子園出場だからな。』


世羅が言う。


『そうだな。3人で出場だな。だから瞬も頑張れよ。じゃ俺たちまた向こう戻んないと。』


『えっもう?』


『ああ、また明日から練習だし。』


5分会うためにわざわざ来てくれた。


『じゃあ私も帰るね。』


香吏奈も帰り病室は1人静かだった。


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