僕の記憶が消えていく

そして体力的にも遠出は無理という理由で外出許可はもらえず俺は病室から試合を見ることになった。


俺たちの高校はベスト4に終わった。


試合が終わりしばらく部活が休みになると颯太は毎日来てくれるようになった。


『世羅は?』


『あ…ああ、あいつバイトが忙しいんじゃねぇの?』


何だか俺には動揺してるように見えたが気のせいか、それ以上は聞かなかった。


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