僕の記憶が消えていく

『もうメイ心配したじゃない。1人で来ちゃ駄目って言ってるでしょ。』


慌てた様子でメイに言い寄ってくるお母さん。


『お母さん、メイ連れて帰って。メイ翔大のことで落ち込んでるからどっか寄り道してさ、励ましてやってよ。』


『わかったわ。でも瞬…』


『俺のことはいいから。』


正直俺は1人になりたかった。


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