僕の記憶が消えていく

世羅は部室にいた。


『世羅ごめん。俺…ぜってぇ死んだりなんかしねぇよ。頑張って生きる。どんな試練にも打ち勝ってみせる。だから…俺のピッチング見てくれないか。』


椅子に座ってた世羅がゆっくりと立ち上がった。


『今度諦めたらぶん殴るからな。』


『ああ。』


俺たちはグランドへと戻った。


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