僕の記憶が消えていく

せっかくの旅行なのにどこへも行けないのに香吏奈は楽しいのか。


『なぁ、香吏奈楽しい?』


『すっごく楽しいよ。』


『無理してない?俺といてもどこも行けないし。香吏奈は違う奴と…。』


『瞬、今日約束したばっかじゃん。ずっと一緒にいようねって。』


『そうだけど。』


『もし瞬がどこへも行けなくても瞬と一緒に入れることが幸せだもん。』


そういうと部屋に置いてあった茶菓子を食べた。


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