僕の記憶が消えていく

〜母side〜

瞬が香吏奈ちゃんと旅行を終え、養護学校のことを話してくれた。


車椅子の生徒を見て勇気づけられた瞬は一段とリハビリなどするようになった。


『俺、退院したら養護学校行きたいんだけどいいかな?』


素直に嬉しかった。


その言葉とは裏腹に急激に進行していく病。


『進行しだすと早いですから注意が必要です。』


前に岡田先生は言っていた。


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