僕の記憶が消えていく

パパは時計を見て時刻を告げ一礼した。


看護師は機械を次々と外した。


嘘…でしょ?


『ねぇ、瞬笑ってよ。瞬…。』


私は眠ったようにベッドに横たわる瞬を揺すった。


パパは私の肩を叩いて止めた。


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