僕の記憶が消えていく


二人が出掛けた後家の電話が鳴った。


『もしもし紺野ですけど…もしもし?』


電話の向こうから聞こえる若い女の子数人の声。


『もしもし?』


いたずら電話だと思い切ろうとした。


『もしもし…せんぱぃ』


か細い声で話す女の子


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