僕の記憶が消えていく

無事に入学式も終わり俺は颯太と帰る時だった。


『…っ…と。』


俺は自転車置き場で躓いて颯太の肩を掴んだ。


『お前何やってんの?』


『わりぃわりぃ。』


俺はすぐさま颯太の肩を離した。


最近何もない所でよく躓くがそれが病魔が近づいているとはこの時は気付かなかった。


< 87 / 414 >

この作品をシェア

pagetop