僕の記憶が消えていく

『久しぶり、どうした?』


『先輩時間があれば先輩ちの裏の公園に来てもらえませんか?』


僕には大体予想がついた。


第2ボタンを渡した子がイブの夜に誘うのだから鈍い奴でもわかるだろう。


僕は鏡で髪型をチェックし首まわりが伸び切ったトレーナーからお気に入りのパーカーに着替えた。


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