僕の記憶が消えていく

日曜日俺は部活を休んで香吏奈と会うことにした。


『あれ瞬部活は?』


『なんかやる気なくて。』


『瞬が野球したくないなんて珍しいね。』


『俺たち雑用しかやらしてもらえなくてさ、1週間経つのにボールも投げさせてくれねぇし何のためにあの学校選んだかわかんねぇし。』


『そうなんだ。でも入ったばかりだから仕方ないよ。』


仕方ないか…?


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