A baby's leaf
三年生になっても、あたしと圭介は同じクラスだった。
周りはやっぱりあたしと圭介を、付き合ってると勘違いしていた。
今更失恋したなんて言えないあたしは、必死に耐えた。
ただただ今まで通りの関係を保った。
二人で話して、二人で遊んだりもした。
けど。
あれ以来圭介はあたしの家に来なくなった。
そしてあたしは、気持ちを伝えることなんてできなかった。
あの時だ。
あたしが一度だけお姉ちゃんを羨んだのは。
そして嫉み、嫌な存在に感じたのは。