A baby's leaf
「隣の男子校と、明後日ね!!」
かなり張り切ってハイテンションな裕美。
ん?
「明後日って…四月二七日?」
あたしの問い掛けに裕美はうなずく。
「いいよ、誕生日だし皆で騒ぎたいから」
あたしがそう答えると、今度は裕美が目を丸くする。
「誕生日…??」
あたしが頷くと裕美は笑う。
「んじゃ誕生会も兼ねよ!!んで彼氏ゲットで最高の日にしよ?」
あたしも笑って頷く。
「あたしの好きな人も来るんだ~!!楽しみ♪」
さらに浮かれた裕美と並んで。
あたしは教室に向かって歩きだした。
「おはよ~」