先生、私が変えてあげる♪












「ただいま戻りましたぁ!」




ガサガサと、ビニールの音を鳴らしながら入ってきたのは美原先生。




「あ、すいません、なんか・・・買いに行かせちゃって・・・」




「いえいえ!私も、ちょっとよるところがあったので・・・」




そう言って優しく笑った亜子は、テーブルの上に、コンビニで買ってきた数々の物を置いた。




「えっとですねー、おにぎり3つに、紅茶が3つ、炭酸類も一応3つあります。あと、フランクフルトとかー・・・あ、からあげも!」





「・・・なんか、すっごいいっぱいありますね」





「・・・め、迷惑でしたかぁ!?す、すいません!」





「いーや、亜子ちゃんいいよーー♪俺たち、結構腹へってたところなんだーー」





正輝は、亜子に罪悪感を残さないように、満面の笑みで亜子を見つめた。





「ほ、本当ですか・・・?だったら・・・よかったぁ」





ほっと安堵をした美原先生は、ビニール袋の中身を取り出した。
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