先生、私が変えてあげる♪
「あ、それよりも!!亜子ちゃん、ちょっと聞いてくれ」
「は、はいっ!!」
「敬語はなしでしょー?」と、また正輝が亜子ちゃんにつっこんだ。
やはり、今まで言っていた呼び名が違うと、ちょっと照れるみたいだ。
「あのな?えっと、俺のクラスに、蒼井実凪って言う生徒がいるんだけど、」
自然と、京も敬語がなくなった。
まぁ、亜子ちゃんは知っているだろう。
前に一回正輝に連れてこられたし。
「う、うん」
「そのー・・・蒼井が、虐待されてるっぽいんだよな」
「・・・虐待?」
俯いていた顔を、あげた。
さっきのこともあるのか、まだ少し頬が照っていたが、表情は怪訝としている。