先生、私が変えてあげる♪
第九章
ストーカー
「たでーま」
「おっかえっりなっさあああいっ!!」
満面の笑みで向かえてくれたのは、蒼井。
「・・・・・」
「え、ちょ、その顔なんスか。傷つきますよ。乙女の心えぐってますよ」
「理科、終わったか?」
「へーい!もちろん!でもって、読書感想文も終わらせてー、今、国語のプリント最中」
「そっか。頑張ったな」
そう言って、スニーカーを脱ぎながら、蒼井の頭をぽんぽんとたたく。
「へへっ、頑張りましたっ♪」
時計を見ると、4時。
微妙な時間帯だ。