先生、私が変えてあげる♪
脱衣所から出ると、台所を通ってリビングに入る。
その台所で、麦茶を取り出した。
お昼の時、麦茶を出しっぱなしだったので、きっと蒼井がしまってくれたんだろう。
ふと流しを見ると、二人分の皿が洗ってあった。
スプーンも、コップも。
「・・・・・」
さらに、布か何かで拭いてあった。
ちらりと、リビングの方を見ると、麦茶を飲みながら、国語のプリントをしている蒼井の姿。
その姿を見て、ちょっとほほえましい光景になった。
「ぅおっ!?」
微笑んで見守っていた京に気づいた実凪は、変な声を出した。
「な、なななな何笑ってるんですか!?」
「いや、もう、微笑ましくって・・・」