先生、私が変えてあげる♪
「・・・そうですか」
急に元気をなくしたなと、蒼井を見ると、それは驚くほど傷ついた顔だった。
「・・・え?」
そう声に出したつもりだったが、声が小さかった。
自分でも驚くほどに。
「ま、まぁね!大問題になりますもんね!いやぁーよかったよかったぁ!」
俺から目線をそらして、蒼井は笑って言った。
「・・・・・」
「うわーもう、ね、危なかったですね!」
「・・・蒼井?なんか、お前、「コンビニ行ってきやす!!」
そう言って、がばっと立ち上がった蒼井は、走ってドアを開けて行ってしまった。