先生、私が変えてあげる♪
「・・・いいか、蒼井。今から見るもので、絶対に気を落とすなよ」
「はあ・・・?」
蒼井は、首をかしげて、俺を見ていた。
俺は、一度ため息をして、ドアを開けた。
目の前には、無惨にも散らばった、ストーカーからの写真と手紙。
「・・・ひっ」
後ろを振り替えると、口を手で押さえた蒼井の姿が。
ひどく、震えていた。
一瞬、後悔したが、それも一瞬だけだ。
「・・・大丈夫。ちょっと、中入れ」
「・・・・・」
一瞬にして、涙目になった蒼井は、声も出ないのか、ゆっくりと部屋に入ってきた。