先生、私が変えてあげる♪
「!」
ばっと後ろを振り替えると、やはり、誰もいない。
一瞬、視線を感じた。
冷たくて、ただじっとりと見られているような。
―――――怖イヨ、怖イヨ。
ああ、叔父さんに殴られてたときと同じ感覚だ。
助けを求めても、助けはこなくて。
ツラいと叫びたかったけど、叫べなかった。
そんな私を助けてくれたのは、誰だった?
篠川京さんだったじゃないか。
私の、大好きな、大好きな、愛しい人だったじゃないか。