先生、私が変えてあげる♪
第十章
犯人
すぅっと目が覚めると、とても暑かった。
むくりと起きあがったのは、実凪が先だ。
「・・・・・」
髪が、ボサボサになっているのは、昨日乾かすのを忘れていたためである。
ふと京を見ると、まだ熟睡中。
「・・・ギャハー」
ニヤリと笑った実凪は、ゆっくり京に近づく。
「寝顔、万歳ッ!!」
内心で、ガッツポーズ。
また寝顔をのぞき込もうとしたら、思いっきりタオルケットを投げられた。
「ブフォッ!!」