僕だけの瑠璃色
ダサいパパでも私のパパ。



パパとママの娘は私一人。









パパったらね、私がいなかったら仕事も満足に出来ないの。



私がいないと不満みたい。




どんだけ寂しがりやなのってかんじよね。







だから、私の持病がちょっとでも悪化すると、

パパったら私に付きっきりで全く仕事してくれないの。



大丈夫、て言っても泣きそうな顔して、絶対私の布団から離れないのよ。



ふふ、笑っちゃうでしょう?



子離れ出来ないのよね、うちのパパ。

まあ…まだ私がそんな年になってないからかもしれないけれど。








とにかく、パパってば私がいないとダメなのよね。


私が傍にいないと、すぐへこたれるんだから。




だから、私いっつもパパの傍にいるのよ。



病気が病気だから、学校も長い間休んで、

入院しないようにしっかり体調管理して、





ずっと、一日パパに付きっきり。


パパの後ろ姿をじーっと眺めているの。


寒い時はコタツに入って、

暑いときはクーラー付けて薄地の毛布を被って。





ずっと、パパの広い背中を見てるの。
















パパは私がいないとダメだから。



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