鋼鉄の兎
徹のゲーム終了は 思ったより早かった。 球体のコクピット部の後ろには モニターが付いており 貰った カードを差し込むと 閲覧出来るようになっていた。搭乗者からの拒否も出来るようになってはいたが徹は拒否しておらず、簡単に見ることが出来た。
モニターをタッチし、色々な情報を引き出してみる。所属部隊や隊長・僚機のデーターすらも閲覧可能なのを知って、翔は真剣に見入っていた。
『隊長機のマーク・・・・何だ?これ?ドクロの戦車?』 圧倒的な戦力で、エネミーマークを消していた作戦内容を見ると、反政府軍組織の1部隊との戦いらしく、敵兵力が、歩兵で構成されており 戦力データー 9対1 作戦制圧ポイントDランクと低いのだ。虐殺かよ。翔は心で呟く。後、5分程で 徹は出てきた。興奮冷めやらずと 
冗舌に 敵がこーだ あーだ と 語ってくれた。
翔はどうだった? あぁ 突機のデーターを作るのに三日ぐらい掛かるというとおかしいな?自分の時はすぐ 出来たけどな と まぁ 今人気高いから しょうがないな と 帰り道 たわいもない会話で別れた
翔の携帯にメールが届いたのはそれから 五日後だった。
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