二千年の恋・平安編
【第二話】 なぞの巫女
その巫女は、顔立ちが美しいことで有名でした。
そこで、その巫女を一目見ようと、都中の貴族が神社を参拝していました。
しかし、巫女に近づくことは、容易ではありませんでした。
神に仕える者として、巫女は拝殿の奥、御簾の後ろから出てこなかったからです。
誰も巫女の正体を知らないのに、美人という噂だけが広まるのは不思議ですね。
(つづく)
そこで、その巫女を一目見ようと、都中の貴族が神社を参拝していました。
しかし、巫女に近づくことは、容易ではありませんでした。
神に仕える者として、巫女は拝殿の奥、御簾の後ろから出てこなかったからです。
誰も巫女の正体を知らないのに、美人という噂だけが広まるのは不思議ですね。
(つづく)