刹那の憂い(セツナのウレい)

刹那なひととき

店を開けて少し後、

急に襲われた眠気のせいで、

一瞬ボーッと通路を歩いていた。

と、つっと服の裾を引っ張られた。

ハッとして、振り返る。

さっき、店員も含めて、

店内にいる女性陣が、

ちょっとザワめくのを感じたんだけど。

コイツか。

そこに、刹那がいた。




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