刹那の憂い(セツナのウレい)
「何、俳句みたいなこと言ってるんだ」

「刹那って・・可愛い」

「は?」

刹那は、驚いて、それから挙動不審に陥った。

「なっ、何を言ってるんだ・・・そんな、急に」

照れている。

みんな思ってはいるんだけれど、あんまり面と向かっては言わないのかもな。

「だって、急に、思ったんだもん。あ、紅茶だね。待ってて」

キッチンに戻る。


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