刹那の憂い(セツナのウレい)
「あんたの反応、面白い」
「あの、あたしで遊ばないでくれる?」
彼はそれは無視して、笑って言う。
「オレは瀬戸刹那(せと せつな)。刹那、でいい」
「・・・刹那さん、ね。刹那酸さんって、学生?社会人?」
微妙な年に見える。
二十歳前後な感じ。
「オレは大学生」
「そうなんだ」
「傷、治った?」
あたしの、絆創膏を覗き込んでくる。
「それなら、」
あたしは、絆創膏を引っぺがした。
もうほとんど分からない傷口を見せる。
「あの、あたしで遊ばないでくれる?」
彼はそれは無視して、笑って言う。
「オレは瀬戸刹那(せと せつな)。刹那、でいい」
「・・・刹那さん、ね。刹那酸さんって、学生?社会人?」
微妙な年に見える。
二十歳前後な感じ。
「オレは大学生」
「そうなんだ」
「傷、治った?」
あたしの、絆創膏を覗き込んでくる。
「それなら、」
あたしは、絆創膏を引っぺがした。
もうほとんど分からない傷口を見せる。