刹那の憂い(セツナのウレい)
そういわれれば、ちょっと体の心がゾクリとしてる気がする。

やばいな。

「帰ろうか」

帰ろう。

と言おうとしたのだけれど、同じマンションだったのをすかさず思い出したので”一緒に”みあいなニュアンスの言葉になってしまった。

でも、刹那は、すんなり

「うん」

とか言って、一緒に立ち上がる。

< 54 / 203 >

この作品をシェア

pagetop