刹那の憂い(セツナのウレい)
「あれって、カラーコンタクトじゃ・・・」

「違うよ。

ここの照明と同調してるみたい。

緑は、本物」

そう、なんだ。

困ったな。

ま、いいか。

「それと」

「はい?」

「あれ、なんとかならないかな」

省吾はすっと体をひいた。

その向こうに、ヒデタダが見えた。

仕事をしてる。
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