CHERISH.
「いつもって何よ!」



『早く行くぞっ』




愁は玄関を出て、走り出した。




「ちょっと待ってよ!!」


あたしは笑いながら、愁の背中を追っていった。




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そう。あの頃は、毎日のように笑って暮らしていた。



それは全部、愁のお陰だったんだよ?



愁が毎朝迎えに来てくれて、



笑いながら登校して、



時には喧嘩もして、



まるで兄妹のような光景だったよね....




愁....

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