お嬢様と執事の関係


「んで。用は?」

屋上に行くと
何か気づいているかのように
そういってきた

「愛子のことで何か聞かないか?」



愛子がいなくなってから
もう一ヶ月が過ぎていた

そろそろあせりだすと
匠も気づいたらしい。


「俺のところにはまだ何も。

 塚。

 お前が気づかれたんじゃねぇの?

 桐生家の跡取り。」

「別に俺言ったおぼえねぇけど・・・」

跡取りのことを言ったら
愛子がショックを受けることは分かってたし


特に言うつもりはなかった。



気づいた?


どこで・・・?


「お前じゃなくて

 他にいったやつに心あたりはねぇの?」

他の奴・・・・


あっ・・・・

あいつ。

桜木 千早。

「・・・よくはしらねぇけど

 桜木 千早。」



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