お嬢様と執事の関係

「稜哉クン~

 昨日あんまし喋れなかったから喋ろ~ォ」

俺が学校に着くとなぜか囲まれる。

うぜぇ・・・

愛子の調子が悪いから覗いておこうと思ったのに

まったくみえねぇ・・・

礼儀っちゅぅもんしらねぇのかよ・・

「執事やってるって本当~?」

えっ・・・・

俺何も言ってねェよな?

なんで・・・

あっ。
昨日の奴か。

「うん。まぁ。」

『『『誰の?』』』
「絶対可愛い子だろうねぇ~」
「イケメンに合わなかったどうしようね~」

言いたい放題・・・

愛子のこといわなきゃいけねぇの?

「知ってる子だよ。」

なるべく跡継ぎとかに不安つぅか
いや気持ちがある愛子のことは知らせねぇほうがいいな

「誰誰?」

いいかげん
俺が嫌なぐらい気づけ。

「俺♪」

いきなり入り込んできたのは男。

それはどこかで見たことある奴で・・

一番の扱いにくい幼馴染・・

須郷匠(すごう たくみ)

「匠・・居たんだ。」

『『『匠様の~!!!!!???』』』

「いや違う・・」

とつぶやいた声は多分誰も知らない。

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