お嬢様と執事の関係
「あ~わかんねぇならいいや。
とっとと帰るぞ。」
わかんないっつぅの!!
なに?
その態度!!
何様?
・・・俺様ってかえって来るよね・・
今日の道はなんだか長かった気がした。
「愛子。遅かったな。」
ビクッっと背中に寒気がした。
そうこの声の持ち主は彼しかいない。
「・・・宗助さん。すみません。」
えぇ~?
何?
「次のテスト。期待してるからな。
前みたいな点数じゃ笑われる。
勉強する時間もっとつくりなさい。」
「はい。」
少しの時間でも
私は宗助さんに縛り付けられた気がする。
毎回そんな気分になる。
ハァ。
私は急いで自分の部屋に向かった。
頑張んなくちゃ。
頑張んなくちゃ。