お嬢様と執事の関係
「・・・平・・気。大丈夫だから。」
これは自分の力で解決しなれければ
何も変わらない。
稜哉が居てはまた甘えてしまう
「平気なわけないでしょう。
お嬢様はなんでも抱えすぎです
もしよろしければ
私も一緒に抱えますよ。」
稜哉は言葉までうまい
私は何を抱えて困ってるのだろう。
家の地位なのか
私自身なのか
もうなにもかもごちゃごちゃな私には
稜哉の言葉でも
困ってしまう。
こんな生活から早く離れたい。
いつのまにか
ドアを開けて目の前に立っている稜哉さえ
何も今は観たくない。