お嬢様と執事の関係


恋人同士にはなってはいけない理由って
それかも・・・。

好きな人といれない気持ちを
分かっていた人が
つくってくれたのかな。。。

いずればれてしまったら
この関係も執事としての関係も
全て壊してしまうんだよね

ぜんぜん
そんなこと考えてなかった。

だからこそ
つらくてしかたがない。

「どうかしました?」

気づかれたくなくて
私は首を横にふる。

「それならよかったです。

 無理に頑張ってはいけませんよ。

 それではまたきますね。」

私の頭をくしゃっと撫でてから
部屋をでていった。

はぁ。
また一人か。

勉強しなくちゃ

机に向かうと
私が置いたはずもないのに
マグカップか置いてあった。

稜哉からだ

そういうところ
私が気づかないうちに
していくんだから

あったかい紅茶は
私の心までもあたたませてくれた。
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