お嬢様と執事の関係

何も考えてない証拠。

それほどまで
期待が出来ないから

「よろしくたのむよ。」

宗助さんがいなくなると
やっとほっとする。

「怖いの?まだ震えてんじゃん」

ちーくんはすぐに見破る。

ずるい。
そういうときだけ大人な顔をみせる。

そうすると私が何もいえなくなることを知ってるから。

「じゃ。勉強しますか。」

ちーくんは私の机の上にあった
教科書を取って
私の分からないところをどんどん教えていく。

早くて追いつけないところがあるんだけど
ちーくんの話だったらなんとか
ついていける。

トントン。

「お嬢様。はいってもよろしいですか?」

いいけど。
隣にいる人見たら
また嫉妬しないかな・・?

「いいよ。」

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