チェンジ!!
懐かしい………



温かいぬくもりがアタシを包む。



甘い…でも男らしい香水の香り。



「…で?なんでオレの彼女殴ったワケ?」


「………」



《彼女》前にその立場だったアタシ。



あくまで……前にだけど、



「なにがあったの?」


「れ…藤馬先輩には関係ありませんから。」



「ダメだ……芽依……オレまだー…芽衣が好きだ。」



ぎゅっー…



「えっ…???」


「だから、好きです。」



アタシ、今…生きてきた中で一番幸せだ…



「ホントぉ?」



押さえ切れなくなった気持ちが溢れ出す。



その後アタシたちは、擦れ違った時間を埋めるように…



何度も何度もキスをした…
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