チェンジ!!
~屋上~


アタシたちが話し合う時は、屋上だと決まっていた。



誰が決めたわけでもないけど。



「で、戻ったんだよな?」



「戻ったんじゃない?」



現にアタシの頭には長いロングヘアーだもん。



蓮斗ー…センパイの身体だって…



「てかさ、蓮斗って言ったよな。」



聞き慣れない。男らしい声。



「無意識…蓮斗でいいなら~…」



「いい。超嬉しい。」



でも、戻ったからには、接点がない。



まっ、イインダケド!



「じゃぁね!今度は走らないように、気をつけます!」



バイバイ……蓮斗~…



離れるのが、こんなにもさみしい。辛い。



貴方のー…蓮斗の顔がみたい。



きっとこれが…



アタシの好きっていう感情。



「中学の時は、諦めたのにー…な…」
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