チェンジ!!
そう、2年前のあの話しには、続きがあった。イヤ、隠し事…かな?



アタシは、気にしていない『フリ』をしていただけだった。



綺麗なフォームで速く走る蓮斗を、好きだったのに。



今とは違う短い髪も、幼さが残った顔も、



なによりいつも『お疲れ様!』って皆に笑いかけてる貴方を目で追っていた。



「れ…んとが、今も好きだよっ…」



勝手な感情を押さえ付けて。



真莉乃が騒いでた時だって、ホントは



「あぁ、藤馬先輩かぁ…」



って、わかってた。



蓮斗の変わった姿を見て拗ねただけだった。



「あんなの、アタシが知ってる先輩じゃない」



そう感じて、思っていた。



根は変わらない。笑顔だって、いつでもアタシの

『大好き』

その物だったのに。
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