曖昧



「今、一人?」



バックンバックンうるさいぞ!

私の心臓!


せっかくの先輩の声が聞き取れないよっ!!;



「聞いてる?」

「えっ、あっ、はいっ!聞いてます!すいません、、!」



「はははっ!君面白いね!最高!」


先輩はお腹を抱えて笑っている。


私は急に何か恥ずかしくなり顔が熱くなる。



「顔赤いよ?熱でもあるんじゃない?」


ー・・・・え?




そう言った先輩は私に近づき、
手を私のおでこに当てていた。


触れたところが熱い…。




「ちょっ、あっ!大丈夫ですっ!きょ、今日、暑いですからねっ!」

「え?そーかぁ?むしろ寒くね?」



先輩の言うことは当たり。

今は、冬。


どんなに暑がりでもさすがに寒い時期。

なのに、暑いなんて…ありえない。



私、ちょー恥ずかしいことしてんじゃん!////


ありえないよぉ~…///


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