掟破りの王子様
「うん!」
暖かい王梨ちゃんの手は懐かしくて、安心できて。
さっきまでの違和感は忘れていた。
悲しみに飢えた私の脳は、最悪の事態に気付かない。
ここから、私の日常が崩れ始める―――
暖かい王梨ちゃんの手は懐かしくて、安心できて。
さっきまでの違和感は忘れていた。
悲しみに飢えた私の脳は、最悪の事態に気付かない。
ここから、私の日常が崩れ始める―――