第七世界
「ごちそうさん」
弁当箱に蓋をして、手を合わせる。
「ちゃんと野菜まで食べるんや」
「基本的にまともな料理だったら、好き嫌いはないからな」
「あんたの舌もいつかはボクの創作料理に支配される」
悪童ここに極まれる。
表情がもはや、悪に満ち満ちている。
「まともになったら、そうなるかもしんねえな」
他人を喜ばせるという心を持っていなければ、一生かかっても無理だろう。
そういえば、楓は料理の面においては素敵な力を持っていたな。
悪意に満ちた性格である事においては、一二を争うけどな。
料理の事は楓に聞いてくれといいたくなる。
時間を見れば、すでに昼休みが終わりそうだ。
「よし、教室に帰るか」
「昼から学園祭の出し物を決めるんやったな」
すっかり忘れられてはいるが、皐月鳴高校はマンモス校であり、クラス数も他の高校とは違う。
だから、出し物の数も相当で、被る事が多い。
ちなみに、俺がいたクラスの去年の出し物はパンスト喫茶だ。
セクハラ紛いの名前でしかないし、女子や学校側がよく了承したなと思えるが、パンストを穿いていてスカートなら上の服はなんでもありだ。
お触りはなしだが、値段は他のクラスよりも高い。
ようはぼったくりそのものである。
ちゃんと値段は表示してたし、接客もきっちりとこなしていたから、苦情が来ることはなかった。
メールアドレスを聞いてくる客がいたが、楓が裏に呼び出してしめていた。
男子は裏方で外観を作ったり、必死になって料理を作ったりしていた。
弁当箱に蓋をして、手を合わせる。
「ちゃんと野菜まで食べるんや」
「基本的にまともな料理だったら、好き嫌いはないからな」
「あんたの舌もいつかはボクの創作料理に支配される」
悪童ここに極まれる。
表情がもはや、悪に満ち満ちている。
「まともになったら、そうなるかもしんねえな」
他人を喜ばせるという心を持っていなければ、一生かかっても無理だろう。
そういえば、楓は料理の面においては素敵な力を持っていたな。
悪意に満ちた性格である事においては、一二を争うけどな。
料理の事は楓に聞いてくれといいたくなる。
時間を見れば、すでに昼休みが終わりそうだ。
「よし、教室に帰るか」
「昼から学園祭の出し物を決めるんやったな」
すっかり忘れられてはいるが、皐月鳴高校はマンモス校であり、クラス数も他の高校とは違う。
だから、出し物の数も相当で、被る事が多い。
ちなみに、俺がいたクラスの去年の出し物はパンスト喫茶だ。
セクハラ紛いの名前でしかないし、女子や学校側がよく了承したなと思えるが、パンストを穿いていてスカートなら上の服はなんでもありだ。
お触りはなしだが、値段は他のクラスよりも高い。
ようはぼったくりそのものである。
ちゃんと値段は表示してたし、接客もきっちりとこなしていたから、苦情が来ることはなかった。
メールアドレスを聞いてくる客がいたが、楓が裏に呼び出してしめていた。
男子は裏方で外観を作ったり、必死になって料理を作ったりしていた。