SMOOCH!
あめ
このままずっと
雨に濡れて
あたしなんか
消えてしまえばいいと
そう、思った
雨粒と一緒に水になって
だってほらあたし
涙に溺れてしまいそう
好きなんて言葉は
いつだって一方通行で
あなたから返事がくることなどないと
わかっていたのに
あたしはあなたを見つめ
あなたはあたし以外の
誰かを見つめて
あの子にあって
あたしにないもの
あたしだけを
見て欲しかった
右目も左目も
あたしだけを映して-
雨がやまなければいいと
そう願ったけれど
やっぱりなみだとともに
枯れてしまった