SMOOCH!


    いたみ


心の痛みはさ
いつもちくちく
針を通すみたいに

何が変わったの?
何が違ったの?

あたしはいつもひとり
きみを待ち続けて

なきむしでごめんね、
わがままでごめんね、
よわくて本当に、ごめんね

どんなにきつい言葉を
投げつけられても
どんなにきつい態度を
とられても

あたしはきみの
やさしい顔を知ってる
温かいぬくもりを知ってる
大きな背中を知ってる

ねえ、知ってるから
きみを愛すること
止めたくなくて


ばかみたいでしょ?
笑うことも泣くことも怒ることも
全部全部、きみの為だなんて


あたしの願いは
きみが笑っていること
幸せでいること

あたしの祈りは
きみのそばに
いられますように――


針で縫って直せば
二人の愛はきっと
元に戻るんだ、って

信じていたのに


ハートにあいた穴は
思っていたよりももっと
大きかった


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