SMOOCH!



    運命、


あの日あなたは
もうさよならだと
そう言ったけれど

あたしは
あなたがいない事実を
認める事ができなくて

ねえ、だって
あなたはいつだって
そばにいたでしょう

いつもみたいに

バカだなって笑って
お洒落した日には
可愛いよって囁いて

やきもち焼いたときはまた
あたしに腕枕しながら
こんなことするの
お前だけだろ?って

ねえいつもみたいに――


あの日の口づけが
さよならのキスだと
悟ったのは
あたしだけだったかな

幸せになりたいと
そう願ったとき
幸せの未来には
確かにあなたがいたのに

あたしが泣いたら
泣き虫だなって微笑んで
あたしがすねたら
大丈夫だよって頭を撫でて

あたしが笑ったら
どうかあなたも笑ってください


また二人
巡り合う日が来るのなら
これを運命だと
そう呼ばせて

あなたがあたしを忘れても
きっとあたしは
あなたのことを忘れない


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