デンドロビウム
Aカップって、こんなに平べったくてもAに入るのだろうか。


固まったままあたしは呆然と思った。


リースもやはり呆然としていたが、ハッと我に返ると慌てて換えのシャツを着た。


それを見てあたしも我に返り、慌てて中に入ってドアを閉めた。


カチャン。


ドアが閉まるとあたし達の間には気まずい雰囲気が流れた。

お互い立ち尽くし無言。


だが、いつまでもこうしてては話しが進まない。


とりあえず話をしなければ…


「ごめんリース…飲み物何がいいか聞きにきたら…見ちゃって…その…」


「………。」


どうしよう…怒ってるよね。


「ごめん。まさかそんなに平べったい胸を気にしてたなんて…。」



「……………は?」



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