蒼
プール有り、資格が取れる、見学会に行けば受験料なし!ついでに指定校。
だが入学した結果がこれだ。
おまけに友達さえできやしない。
わかっている。自業自得なのだ。
選んだのも自分。入学したのも自分だ。
自業自得なのだ。
だが理不尽だと思ってしまうあたし。
ついてない。ついてなさすぎる。
現在の合計友達人数は五人。
片手で足りてしまう少なさ。
しかもその内四人は違う専攻のため昼にしか会えない。
最後の一人は同じ専攻同じ授業を受けるのにも関わらず、現在進行形で学校に来ていない。
つまり普段は一人。
学校は遊びに来る所ではないと知っているが、寂しいのだ。
今の願いは友達を下さい、だ。
しかも切実に。
あまりについてないので神社にお参りに行くと厄年の覧にあたしの年が…。
思わず納得しつつ立ち尽くしたのは言うまでもない。
入学して3ヶ月過ぎた今もそのついてなさは現在進行形だ。
そんなあたしが…あの子にあったのは、偶然なのだろうか?いや…奇跡か?それとも…………
運命?